おぼえがき。ほぼキッチンツール、ときどきレシピ

使って良かったキッチンツールを中心にご紹介いたします!

『iwaki 村上祥子のだしポット』を使ってみての感想

■顆粒だしをやめて、毎日お出汁をとることを決意。

先日みそマドラーについて書きましたが、お味噌汁はやっぱりお出汁が大切。

それはわかっているけれど、ちょっと面倒…と私も思っていました。でも、子供には小さいうちに本物の味を覚えて欲しいということと、「化学調味料の味に慣れて欲しくない」という思いから、毎日お出汁を取ることを決意。

以下のレシピで毎朝晩お出汁を取る日々が始まります。

 

「分とくやま」の料理長、野崎光洋さんの昆布と鰹の出汁レシピ

●水1.5リットル(差し水100ccを含む)に対し、鰹節20~25g、昆布10cm角

1.水からキッチンばさみで切り目を入れた昆布を入れて、ゆっくりと弱火で温める

2.昆布が浮いてきて、沸騰しそうになったら昆布は取り出す

3.火を止め、差し水をして温度を90度くらいになるようにする

4.削ったカツオ節をれてそのまま2分間放置

5.濾し器やふきんで漉して、鍋やボウルに出汁に入れる

 

もちろん野崎さんはその場で削った鰹節をお使いになってますが、我が家では大きいパックの鰹節です。しばらくこのスタイルでやっていました。

しかし、いかにせん使う道具が多いのです。鍋、濾し器、ボウル。さらにふきんを

を使えば、それも洗ったりと手間が掛かるので、億劫になりがちです。

ただ、それが由緒正しいお出汁の取り方だとはわかっているのですが、やっぱり面倒になってきました。。。ひと月も経たぬうちに。

■だしポットの購入を検討、どれにするか悩む日々。

以前から「だしポット」の存在は知っていました。

貝印から発売されている「野崎洋光のだしポット」、イワキの「iwaki 村上祥子のだしポット 」、無印良品のだしポットとして使えそうなポットなど。

実際に量販店に行って現物を手にとってみたり、素材をチェックしてみたり。。。

でも、何か他の道具で代用できないかなあ、と考えてみたり。

というのは、これ以上キッチンツールが増えるのがイヤ! なのです。我が家にはついつい買ってしまって使っていないキッチンツールが沢山あるんです。そのせいで、収納がごちゃごちゃしていて、どこかのタイミングで断捨離しなくてはと思っている最中にさらにキッチンツールを買うというのも、なんだかなーという感じで。

で、結局どうしたかというと、やっぱり買ってしまいました。

イワキの「 村上祥子のだしポット 」です。

「野崎洋光のだしポット」とどちらを買うかで相当迷いました。「 村上祥子のだしポット 」は耐熱ガラス製で中の濾し器がポロプロピレン。それに対して「野崎洋光のだしポット」は陶器製で、洗練されたデザイン。中の濾し器部分はステンレス製。

ただ、「 村上祥子のだしポット 」には別の魅力があって、それは中の濾し器をポットの淵に引っ掛けてしっかり漉すことができる点。

もう一つはレビューで何人かの方が書いていた開口部の大きさ。鰹節を入れる際に、「野崎洋光のだしポット」は開口部がやや狭いのでこぼれやすいというもの。

たぶん小さいパックの鰹節を使えば問題ないでしょうし、大袋からでも少しずつ入れれば大丈夫なんでしょうけど。。。私も横着な方なので。

何を重視するかの問題だと思いますが、迷いつつ「 村上祥子のだしポット 」をアマゾンで購入しました。

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 ■「 村上祥子のだしポット 」の使い勝手はどうなのか。

使用方法も微妙に異なります。

「野崎洋光のだしポット」は4cm×4cmの昆布と鰹節5gを入れて熱湯を注ぐ。すると熱湯は温度が下がって出汁を取るのに最適な85〜90度になる。最初のお湯を少量捨てて1分待つとできあがり。出来上がり量は500mlだそう。

村上祥子のだしポット 」は3cm✕3cmで2枚の昆布と鰹節10gとお水700mlを入れて電子レンジでチンするだけで、澄んだ美味しい本格だしがとれるというもの。出来上がり量は650mlくらい。

私は、「 村上祥子のだしポット 」で分量も村上レシピ、でも電子レンジは使わず「野崎洋光のだしポット」流の使用方法でお出汁をとっています。それは、単に野崎料理長ファンだから(苦笑)。

これを使うようになって、もう7年くらいでしょうか。

今の率直な感想を言うと、やっぱり見た目的には「野崎さんのだしポット」だよねーという気持ちが顕在。また、中の濾し器がポリプロピレンなので、細かい傷や洗うときにメッシュの部分が剥がれそうで不安。というのはあります。

でもポットの淵に引っ掛けてしっかり漉せるのはやはり良かった! そして、オレンジ色の蓋が、濾し器の受皿になる点も評価大。そしてもちろん美味しいお出汁が取れることが嬉しい!

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■お出汁を取るようになってからの家族の反応

たまーに、鰹節を切らせてしまった時に、顆粒のだしの素や液状の出汁を使用する時があるのですが、100%バレます。夫も娘もすぐにわかるようで「今日のお味噌汁、何か違う!」などと言われる始末。私は内心「すごーい、わかるんだやっぱり!」と感心しますが、娘や夫からはブーイング! 私が目指していた「化学調味料に慣れない舌をもつ」ということは、まあまあ達成できているのかなと思った次第です。

また、今更ながらの感想ですがもっと早くから使っていれば良かったな、ということも感じています。私は娘が3歳くらいのときに買ったのですが、これは離乳食の時から使うべきだったなーと。やっぱり味覚って3歳までが勝負と言われているので…。

このお出汁のことでは、鰹節を探して築地場外市場をさまよったり、昆布の種類にこだわったりと色々あったのですが、そのあたりはまた別の機会に書こうと思います。昆布も鰹節、どちらも奥が深すぎて未だ模索中です。。。

そうそう、前述した「だしポット」購入時に相当迷った件ですが、今改めてどちらを選択するか、と言われたら「野崎洋光のだしポット」かも知れません。使い勝手よりもデザインを重視、という意見に娘も夫も賛成だったので(意外にも)。それと本当に鰹節がこぼれやすいのか自分の目で確かめてみたい!

でも、この「 村上祥子のだしポット 」の機能性も捨てがたいのです。。。

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■鰹節は冷凍庫で保存するのがベスト!

最後に、我が家では出汁を取った後、残った昆布はある程度の量がたまったところで佃煮にして、鰹節は軽く干して水分が飛んでからお醤油とみりんで味付けして、しっとりふりかけ?のようなものにしているので、食品ロスはゼロ。昆布も鰹も栄養価の高いものなので、一石二鳥かな、と思ったりして。

ところで、ある鰹節専門店の方から大きい鰹節パックの保存方法を教わりました。それは空気を抜いてファスナーを閉じ、冷凍庫で保存するという方法。それが一番鮮度が保てるのだそうです!

今度、残り昆布の佃煮と、鰹節のしっとりふりかけの作り方も書いてみようと思います!

 

追記:「かやのや だしパック」についても書きましたので、よろしければぜひ!

pineappleboat.hatenablog.com

 

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