おぼえがき。ほぼキッチンツール、ときどきレシピ

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あの有名な茅乃舎(かやのや)の「だしパック」は噂通りの美味しさでした!だけど、ちょっと気になることも

■夫の実家で「かやのや  だしパック」に遭遇!

お正月、夫の実家でお雑煮を作ることになり、私もお手伝いで台所に入ったのですが、ちょうどその時に義理の姉が「だしパック」で出汁をとっていたんです。

へえー、だしパックを使うんだー!と思って、パックが入っていた銀色のパッケージを見ると「茅乃舎だし」と書かれてる。あ、これが噂の!?

実はこの「だしパック」のことは耳にしたことがあって、テレビや雑誌で取り上げられるのも一度や二度ではなかったはず。

ものすごく評判になっていたので一度は試してみたい、と思いつつすっかり忘れていましたが、ほほ〜、こんなところで出会えるとは!と、舞い上がってしまった私。

 

以前、「村上洋子のだしポット」について書きましたが、私も日々出汁を取っているので、ついつい過剰反応してしまい義姉を驚かせてしまいました(苦笑)!

pineappleboat.hatenablog.com

 

折角なのでパッケージの写真を撮らせてもらいました(笑)。

 

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義姉の話では、父母がとても気に入っているので時々通販で購入しているそう。この「だしパック」に興味津々の私は、出汁を取り終えたところで味見させていただきました。

■ほんのり塩味でカツオの上品な香りの出汁でした

台所には、すでにカツオの良い香りが漂っています。味見して一番最初に、あらっ?と思ったのは、「まろやかながら、塩味がついてる!」ということ。「だしパック」なので純粋に出汁のみの味かと思っていたのですが…意表を突かれました!

我が家でも普段から出汁を取っていますが、大抵は鰹節、さば節と昆布なので塩気はほとんど感じなくて、むしろ昆布の甘味を感じるくらい。それがしょっぱかったので…ちょっと驚いた次第。

でも決して塩気が強調されているのではなく、ほんのり、まろやかで優しい塩味という感じ。改めてパッケージの裏面を見ると…出汁用素材の他にたんぱく加水分解物、食塩、粉末醤油、発酵調味料などが入ってます。なるほどー、そのまま使えるように下味がついてるってワケか。確かに、これはお手軽でいいな!

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ちなみに、この下味は結構薄味ですが普段から塩分控え目のご家庭だったら、多分このまま味付けせずに使える印象です。

義姉の話では、父母は普段からかなり塩分を控えているので、吸い地の時はやはりこのまま何も足さずに使い、お味噌汁には少しお味噌を足しているということでした。

とはいえ今回の味見の際は、水の分量と「だしパック」の量が不明なのであくまでもご参考まで、ということでご了承願います。

そして出汁の風味の感想ですが、カツオの上品な香りがきわ立っていて、まろやかな塩味とのバランスも良く美味しかったです。お吸い物にぴったりで、お味噌汁にこれを使うのは少々勿体ないかも…、と貧乏性な私は思ってしまいました。

これの良いところは失敗がなく確実に美味しい出汁が取れる!ということかな、と思いました。例えば、私のように昆布選びに失敗して妙に磯臭い出汁になったり、うっかりかつお節を煮出し過ぎてえぐい感じになってしまったり…ということがなく、毎回安定して美味しい出汁が取れる、というのは本当にありがたいことだと思う。。。特に、来客時には(涙)。。。

他に感じたのは我が家の出汁よりも深みがあるなーということですね。感心しつつ、改めてパッケージ裏面を見てみると、「焼きあご」も使われているんですね!

 ■5つの素材が風味原料で、化学調味料・保存料は無使用!

この「だしパック」は次の5つの素材が出汁の素になっているようです。

かつお

・煮干しエキスパウダー(いわし)

・焼きあご

・うるめいわし節

・昆布

なるほどー、「焼きあご」か・・・。「あご」ってトビウオのことですよね。私は使ったことないですが、あごだしラーメンのお店もあるくらいだから、良い出汁が取れるのでしょうね。家庭ではなかなか難しいけど、これなら手軽で便利ですね。

 

だしパックを水から入れて、そのまま沸騰後1〜2分煮出すだけ。これで本当に美味しいだしが取れます。【基本だし】は、1パックが8gに対して2杯分の出汁が取れるようです。夫の実家ではもう少し水の量を多くして煮出しているけど、十分美味しいとのことでしたね。

以下パッケージ裏面からの引用です。

 

【基本だし】
だしパック1袋に水400ml(カップ約2杯)
水から入れ、だしパック全体に水が染み込むように箸でしっかり揺らす。

沸騰後中火で1~2分煮出して取り出す。お料理に応じて、味を調えてください。

<用途>お味噌汁、お吸いもの、茶碗蒸し、うどん、そばなど

 

【濃いだし】
だしパック2袋に水500ml(カップ約2杯半)
水から入れ、沸騰後中火で2~3分煮出して取り出す。
<用途>煮物、そうめん・そば等の麺つゆなど、やや味の濃いお料理に。

 

【だしパックをやぶって】
だしパック1袋は2~3人分が目安
だしパックを破って中身を出し調理。
<用途>焼き飯、野菜炒め、お好み焼きなど、調味料として。

■ちょっと気になるところ、と言うのは…

この「だしパック」で取った出汁のお味については、本当に感服でした!

ただ一点、確かに化学調味料・保存料は無使用なんですが、「たんぱく加水分解物、発酵調味料」というところが気になってしまったんです。

たんぱく加水分解物、発酵調味料」はどちらも分類上は「食品」であって「化学調味料」ではないのですが、やっぱり化学的に生成されたものが使われているという点はちょっと残念かなと。できれば5つの出汁素材+食塩と粉末醤油だけで作って欲しかったなーと…。

これは私の想像ですが、そのまま使える本格的な出汁を「手軽に」ということに焦点を絞ると、やっぱり「たんぱく加水分解物、発酵調味料」のような味付けが少し必要だったのかな、とは思いました。たとえ美味しい出汁が取れたとしても、家庭ではそのあとの味付けで失敗することもある(私も経験アリ)。。。その点で言うとこちらの「だしパック」は完璧、一切の味付けなしで見事な出汁が味わえるので。

どの視点で捉えるかによって評価が変わるのでしょうけど、私はこれはこれでアリ!と思いました。

ま、普段できるだけ安く、しかも安心・安全な美味しい出汁が取れるように、色々と昆布や鰹節を日々試したりしてる身としては、「あー、ずる〜い!」と思ってしまったまでのことです。ちょっとヒガミっぽいのかなー、私。

それと、我が家では出汁を取った後の昆布もかつお節も、お漬物に混ぜたりふりかけに再調理して使っているんです。だって勿体ないじゃないですか! でも…だしがパックになってると、何ていうか上手く表現できないのですが「使い終わったら捨ててください」的な感じがしてちょっと寂しかった、というのも本音でした。。。。

 

余談ですが、このところ我が家ではヤマキの厚削りの削り節で、コクがあって濃厚な「さば節」と、甘みがある「うるめいわし煮干」のブレンドのやつ、これを沸騰一歩前くらいの状態で5分間煮出した出汁が評判が良いです! 昆布は真昆布で。

これは結構濃くて、しっかりした味の出汁が取れますよー。

 

↓夫曰く、ランチで通い慣れた定食屋さんの味噌汁の味にかなり近いそうです(笑)!

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