夫が買ったホットサンドメーカーは、なんと南部鉄器!?
■私のホットサンドの魅力の原点は…ロッテリアの「イタリアンホット」!
私がまだ幼かった頃、ロッテリアで初めて食べた「イタリアンホット」(今調べてみたら1972年に発売が開始されたみたいですね)。いつまで続いたメニューなのか?までは、分からなかったのですが、これが大好きでロッテリアにはよく連れて行ってもらった記憶があります。ハンバーガーも好きでしたが、どこかしらピザっぽい味に軽い衝撃を受けた感じです。とはいえ、その当時はまだピザを食べたことすらなかったんですけどね(苦笑)。
そして「ホットサンド」をウチでも作って!ということになって母が買ってきたのが「バウルー」のホットサンドメーカー。真ん中に仕切りがついたダブルタイプ。これは私が実家を出て一人暮らしをするまで、本当に活躍してもらいました!
中身は何を挟んでも美味しかったですが、特にチーズと厚切りハムとかオニオンとコンビーフなんかがお気に入りでした。あっ、アイスクリームを挟むのも美味しいですよね(これは大人になってから知りました)!
でも…実家を出て一人暮らしをするようになってからは、ホットサンドからは遠ざかっていたのですが…
■キャンプ好きの夫が買ってきた「ホットサンドメーカー」
数年前のある日、細長いダンボールに包まれ、夫宛にやたら重たい荷物が届きました。送り主を見ると、見覚えのあるキャンプ用品店の名が。
ははーん、さてはキャンプ好きの夫がまた何か買ったなっ!
その夜、いそいそと梱包をとく夫を横目で眺めていると、なんと!夫が買ったのは、ホットサンドメーカー!しかも2台。
えっ、嘘でしょ!最近自家製ホットサンドが懐かしくなって、ちょっと欲しいなーって思ってんだよー!という私を、わかってるわかってる、という風に軽くあしらって、そそくさとシーズニングを始める夫でした。
今では、様々な飲食店のメニューにホットサンドがあったりして、特に珍しくもないのですが、やっぱりあの美味しさは堪りませんね、記憶が蘇ります。
↓こちらが我が家のホットサンドメーカー
■私のイメージはバウルーなんだけど…
ホットサンドメーカーだとわかった時、確かにとっても嬉しかったんですが、ちょっと複雑な心境でもありました。そう、私のホットサンドのイメージは、あの「バウルー」なんです。しかし、届いたのは黒光りする南部鉄器のもの。
よく見ると「OIGEN」との刻印があって、夫に尋ねたところ南部鉄器の老舗ブランド「及源鋳造」という会社の製品だそう。本人はキャンプだけでなく普段も使えるからっ!と軽いノリで言いますが、鋳鉄製品は結構お手入れが大変なんですよねー。使用後のお手入れだけはしっかりやらないと確実にサビちゃうので。
まあ、我が家には、普通のフライパンをはじめロッジのグリルパンやグリドルなど鉄器が多いので、慣れましたが…。
ちなみに夫と娘は、友人家族とのキャンプ(昨年5月の連休に栃木県の霧降高原へ)にこれを持参し子供たちからは大好評で、夫は次から次へと作るのに大忙しだったそうです! ちなみに育ち盛りの子供が4家族で子供七人ですから相当忙しかったでしょうね! でも心の中でガッツポーズをキメてたと思います(爆)!
↓上下が完全に分離するタイプ
↓斜めに仕切りが入っています。また、くぼみの深さはそれほど深くない感じが伝わるでしょうか 。
↓持ち手部分の端にフックがついていて、これを掛ければ圧着した状態になります。
↓今朝焼いたもの、中身は厚切りハムとチーズなんですが…断面の写真を撮り忘れました。
↓上とは別の日に焼いたもの。斜めの仕切りと対角にカットしてみました。圧着の度合いはこんな感じ。
↓上の状態からさらに仕切りのくぼみに合わせてカット。1/4サイズになりました。
↓こちらが我が家にあるホットサンドメーカーと同型。テフロンのようなフッ素加工は無いので、手入れを怠るとすぐに錆びます(涙)! ですが、たとえサビても人体に害はないそうですし、その後しっかりお手入れすれば復活するところが鉄製のいいところ。キャンプの燃え盛る火の中に突っ込むワイルドさがお似合いな感じ。
ちなみに鉄鍋のお手入れについては、及源鋳造さんのコチラのページを参照ください。
■コツはパン耳を無理やり押し込む感じ(苦笑)?
使い方ですが、手順は大体次の通りです。
まずは、8枚切りのパンを2枚用意。下になるパンを鉄器の上に置いて、その上に具材を乗せて…と、ここまでは特にコツもなく順調にいきます。
次に、さらにパンを乗せ上側の鉄器の先端を引っ掛けて閉じようとすると、大抵パンの耳がはみ出しそうになります。はみ出してしまうと確実に焦げてしまうので、耳を少し中に押し込んであげるとピタッと鉄器の淵にある溝がぴったりはまります。
この押し込むというのが、これで作る時のちょっとしたコツですね。
バウルーの場合は、もう少しすんなりだったような気も…(20年前の記憶なので今とは違うかも…ごめんなさい)。
あとは持ち手側のフックを掛けて火にかける、という感じです。
火にかける時間は、最初の一枚目はまだ鉄器が温まっていないので中火で片面3分ずつくらい。2枚目からは片面1分半ずつで大丈夫です。ちなみに持ち手は熱くならないので、素手で触ってもOKです。
■圧着度はバッチリ!見た目はちょっとワイルドな感じです(笑)!
鉄器なので正直に言いますと、ちょっと重いです。まあ苦痛とまではいかないレベルですが。さらに、使用後の手入れが面倒かもしれません。我が家は鉄製の調理道具が多いので私は苦になりませんが…。それに対しての良いところはというと、他の器機を試していないので何とも言えないところですが、この鉄器では均等に綺麗に焼き色が付きます。また、我が家では8枚切りのパンを使用していますが、パンの淵の圧着度は結構しっかりくっついていますね。見た目的には、耳を押し込んでいる分、整った形というよりはちょっとワイルドな感じです(笑)。
他にちょっと気になった点を挙げますと、チーズのように溶け出すようなものがはみ出てしまった際には、結構しっかりこびり付きます。
また、トマトのような水気の多い食材も苦手。パンにバターを塗っても、トマトの水気がパンに染み込んで、それが鉄器まで届いてしまいこびりつく、ということが何度かありました。
対策としては、予めバターをしっかり目に塗っておく、トマトの種は外してから挟む、などなど。またこびりついた際の対処には、「たわし」でゴシゴシが定番かと。
今、冷静に考えてどれをチョイスするかというと…フッ素加工か否か、という点を重視するとやっぱりこの鉄器を選ぶかな。バウルーのフッ素加工なしがあったら100%それを選びたいところですが…。
でも、家庭のガスやIHコンロでの使用のみという設定だったら、きっとバウルーのようなアルミ製でフッ素加工のタイプが使い易く、失敗もないのではと思います!
■他にも色々、各社工夫を凝らしたホットサンドメーカーが!
夫は、購入時に他メーカーの商品も調べたそうですが、「フッ素加工なしの鉄製はこれしかなかった」と言っていました。キャンプなどで燃え盛る火の中で炙るイメージを持っていた夫としては一択だったみたいですが、その点に拘らなければ他にも人気のホットサンドメーカーがあって、いくつか人気のものを教えてもらいました!もしよろしければ、以下ご参考まで!
↓こちらは私が子供の頃に愛用していたバウルーのダブルの現行モデル。耳ごと入るタイプです。あの頃のものは、アルミ製でピカピカしていた記憶がありますが、現行モデルはつや消し。アマゾンでは、なんと1,088件のカスタマーレビューです。評価は5つ星のうち星4.6で星5つが70%という高評価。
↓こちらもバウルーですが、真ん中に仕切りがないシングルタイプ。具がたくさん入るのが魅力のようです。
↓こちらはスノーピーク製。耳なしの食パン用で一度に二つ作れます。
他にもフライパンのような使い方もでき、コンパクトに収納できるのも魅力。
アマゾンでは、30件超のカスタマーレビュー。評価は5つ星のうち星3.2で、星5つが60%という評価。
↓こちらはCHUMS。シンボルのペンギンのロゴが焼き付けられるとこが可愛いと評判のようです。耳付きでイケます。
アマゾンでは、約17件のカスタマーレビュー。件数は少ないですが、評価は5つ星のうち星4.5で、星5つが71%とバウルーに迫る高評価です!
↓こちらはCHUMSのシングル版。こちらも耳付きでイケます。